いろんな魔法少女を集めてみた(アニメ『まどか☆マギカ』の各話タイトル・パロ ディまとめ)

はじめに

アニメ『まどか☆マギカ』(以下、まどマギ)は、2011年1月から放送(配信)が始まった、魔法少女モノのアニメである*1


私はつい最近まで知らなかったのだが、まどマギは、最新話に関しては、ニコニコ動画のサービス:ニコニコチャンネル『まどか☆マギカチャンネル』で、無料での配信もなされている*2。また、過去の配信についても、ニコニコ動画のポイントを購入することで、視聴期間は限定されているものの、視聴することができる。課金単位は、1話単体、5話パックを、選択できる。*3


このため、テレビを設置していない私も、ニコニコ動画で、まどマギの最新話を見ることができた *4 。たしかにTLで観測されているだけある、おもしろいアニメだと思う;私の視点からみると、非常に今日的な社会状況を織り込もうと労されているように、感じられた。


ところで、ここのところこのアニメの各話タイトルをテンプレとして扱い、それらをもじったネタポストを、私のついったーのTimeline (TL) で散見するようになった。そこで試みに、私がおもしろいと感じたついったー上のポストについて、テンプレ活用事例を収集してみたいと思う――と思っていたのだが、全部見ようとしていたら辛くなってきた(作業量的にも内容的にも)ので、このあたりで打ち止めにして、まとめることとする。

収集の方針・方法

収集の方針

当サイトは、ゆるふわ社会派を目指しているため、学生や労働者の社会生活、就活や労働、雇用、IT業界ネタを中心に、収集してみた。

収集の方法

ポストの収集には、グーグルの検索を用いた。キーワードは、以下の通りとした:

☆△"第1話"△"こんな"△"おかしいよ"△inurl:status△site:twitter.com

ここで、△は半角スペースを示す。
2011年2月20日現在で、総ヒット数は、「487 件中 5 ページ目 (0.09 秒)」となった*5


※本エントリ内へのの転載に不都合や問題等がありましたら、コメントや、@DrFaust などで教えてください。記事から削除します。

いろんな魔法少女まとめ

研究・実験

試験・就活

生活・労働(一般)

生活・労働(IT業界)

その他社会

*1:http://ch.nicovideo.jp/channel/ch260

*2:http://ch.nicovideo.jp/channel/ch260 “TV放送終了後、最新話を一週間無料配信!”とある

*3:このことはアニメ・コンテンツの流通の仕組みからみて、画期的な試みだと思う。

*4:配信されている中で2011年2月20日現在の最新話は、第6話「こんなの絶対おかしいよ」である

*5:Googleの件数表示は適切でない場合が多々あるので、検索結果のページが複数である場合、ページを展開してみる必要がある

内定辞退強要のロジック

城繁幸さんの今から一年ほど前のエントリ(
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/2c886cdcb7386163e790bdfd1b5a7561)は、『内定取消!』*1 の書評となっているエントリだ。


で、このエントリで、ずっと気になっているところがあったんだよね:

しかし。本書に出てくる企業の人事担当取締役は、なぜにここまでマッチョなのか。
「内定取り消しなんてしちゃいけないんだ、だから辞退に追い込むんだ」というコンプライアンス意識が
高い人なのはわかるけども、ここまでしちゃうと逆に高リスクだ。
恐らく、企業としてギリギリの瀬戸際にある会社なのだろう。
実は、内定取り消し理由の25%は倒産である(厚労省発表)。「業績の悪化」と倒産でほぼ100%。
50人以上の内定取り消して3カ月後に潰れた日本綜合地所のように、三途の川の手前でうろうろしているような
会社が大半だと思われる。

というところ。たしかに不可解に思っていたので、僕なりにときおり考えていたんだけども。

むしろ逆なんじゃないか

城さんの推測だと、「恐らく、企業としてギリギリの瀬戸際にある会社なのだろう。」ということである。


だけどこれだと、このブラック企業がここまで悪辣な態度を取る理由が、成り立たないんじゃないか……? その他のニュース・ソース等も勘案して考えると、そう思えるのだ。なぜなら、通常の企業における、仕入だの在庫だのといったコスト概念は、このブラック企業*2には、あまりあてはまらないからだ。

それに、経営が傾いていることが仮に真であるならば、厚生労働省の内定取消の条件にも、比較的簡単に当てはまる―とくに難癖つけられにくい―のだから、これを利用するだろう。悪質な内定取消でなければ、公表されないのだから。


そう考えると、むしろ、この新卒内定者に対する内定辞退の強要は、利益を上げるための物である、と考えるのが合理的なんじゃないか?
その理由(ブラック企業のロジック)は、こうだ:

  1. 今年は売上の縮小が予想されるが、新卒を取り過ぎてしまった。だが、教育等余計なコストは掛けたくない。
  2. だが、厚労省に内定取消の申請をするのは、無理だ。なぜなら、利益はそこそこ上げている。
  3. 従って、会社から内定を取り消すのではなく、「辞退」をさせればよい

ちなみに

この手のITコンサルティング会社、中小のブラックIT企業=派遣屋の搾取率、つまり:

派遣屋搾取率=100×(派遣単価−派遣労働者コストもろもろ)/派遣単価

は、少なくとも6割、通常はそれ以上だ。
理系の学卒新卒で、客先企業が派遣会社に払う派遣単価は、おおよそ60万〜80万円/月。経験数年のエンジニアなら、100万円前後である。そこから計算すれば、搾取率は計算できるだろう(多重派遣だったら、もっと単価下がるけど)。


厚生労働省の派遣事業報告書のデータ(平均で、3割とか4割とか言っている)は、全く実態を反映していない―まぁ、いくらでもごまかせるからね。

*1:間宮 理沙 著,『内定取消! 終わりのない就職活動日記』, 日経BP社, ISBN-13: 978-4822248017

*2:記述内容からみて、同一の会社であろう。「ITコンサルティング業」とある。:http://blog.livedoor.jp/teranews/archives/1383421.html

俺もすこし試してみた:Google翻訳の下ネタがひどい件

元ネタ:Google翻訳の下ネタがひどい件(http://d.hatena.ne.jp/Mamipeko/20110207/p1)

Jim Johnsonが気になったので、peeping tomからはじめよう。
peeping tom→覗魔


今度は日本語→英語で。
覗魔→Peeping tom
覗き魔→The Magic looked
のぞき魔→voyeur
う〜ん、、、どういう処理をしてるんだろう?


voyeurはOxford Advance Learner's Dictionaryによると、

1 a person who gets pleasure from secretly watching other people have sex
2 a person who enjoys watching the problems and private lives of others

http://www.oxfordadvancedlearnersdictionary.com/dictionary/Voyeur
だそうです。

「年金は本当にもらえるのか」

小飼さんのエントリ(http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51608147.html)で、言及されている本だけど。

タイトル、おかしいよね。本当は。
だって、「もらえる」だよ。一方的に恩恵を被っているかのようじゃない?違うでしょ。
「年金は本当に払われるのか」のが正しいんじゃないのかな?

ああ、そうだ。

岩波文庫で、拙稿「法、社会制度、意思 〜「泥のように働く」社会の変革の可能性・方向性〜」http://d.hatena.ne.jp/DrFaust/20090709 でも触れた、ジョン・ロックの『市民政府論』が、装い新たに『統治二論』として、全訳・新訳として出たみたいです。


サンデル本読んだ人、自由について考えたい人、そうでない人も(笑)
要チェック!

ほんとは、「そうでない人」が一番読むべきなんだけど。

【思考実験を支那古典風に】国家の独立・国権国益の増進はどのような国民によって成されるか

夫子曰く「奴隷とその主人と、どちらが自由で自立しているかね?」
弟子曰く「主人です。」
夫子曰く「なぜかね?」
弟子曰く「主人が命を下し、奴隷がそれに従うからです。」
夫子曰く「うむ。主人が意思決定をし、主人が主体性を持って行動(命を下す)
     するのだから、そう言えるね。」

夫子曰く「ここで、奴隷からなる国家を考えてみよう。どのような国になるかね?」
弟子曰く「奴隷のように振る舞う国になります、夫子。」
夫子曰く「では、主人からなる国家はどのようになるか?」
弟子曰く「自立した国になります。」
夫子曰く「奴隷国と主人国とが、相争ったとき、どうなるだろうか?」
弟子曰く「夫子よ、奴隷国が負けます…主人に従うのが奴隷ですから。」


夫子曰く「では、主人と奴隷、どちらが権利を主張するだろうか?」
弟子曰く「主人です。」
    「奴隷はその性質から、もっぱら義務に服し、またそれに勤しむことを
     喜びとしますので。」
夫子曰く「では、義務に服してばかりの国民と、権利を主張する国民、どちらが
     国権国益を大事にするかね?」
弟子曰く「明らかに、権利を主張する国民です、夫子。」


夫子曰く「奴隷国の指導者には、どのような資質が必要とされるだろうか?」
弟子曰く「専制独裁です。かの国の国民は、主体性がなく自分たちで決められな
     いので強いリーダーシップが必要とされます。」
夫子曰く「では逆に、主人国の指導者には?」
弟子曰く「夫子よ、主人国の指導者は、国民の協調を促し自主性を妨げさえしな
     ければ、国民の資質は最大限に発揮されることでしょう。」



つまり、独裁政治を防ぐには、国民が奴隷でなく主人である必要がある。
それによって、国権は保たれ国益は最大限に増進する。


ただでさえ責任感の強い人々を、義務によって駆動するのは
論理的に間違っているだけでなく、
個人を追い詰めて死に至らしめ、
全体としてみても利益を逸失する。


ただでさえ義務感が強く権利が過小な国民に、過大な義務の履行を迫り、
個人が「がんばる」ことを強要するのは、
国家の甘えであり、
組織の欺瞞であり、
その実として、盗人を利するのみ。


義務を押し付けることではなく、トータルで見た最適な権利のバランス設計(現状においては、個人における権利の増大)によって、社会は発展し国家は繁栄するのだ。


契約があっても履行されず、またその契約も公正でなくその不公正な債権者も淘汰されないような社会システムは、ハックしてリファクタリングすればよい。


北一輝の述べたような、徹底した近代化と権利教育こそが、必要なことだ。

『拝金』を読んでホリエモンに聞いてみたこと

堀江貴文氏(http://twitter.com/takapon_jp)に以前『拝金』の読後感をツイートしたときのこと。思わず返信をいただくことができ、さらに税制のおかしな仕組みについて、若干内容を補足していただけた。ポストは堀江氏のフォロワーを巻き込みつつ、税制から検察利権、プロ野球の制度・運営の問題点にまで発展した。



以下のツイートまとめでは、基本的

  • リプライを伴わない独白、又はそれに近いポストはアイコンを左に配置
  • ポスト中のURL(短縮されたものも含む)は、リンク付きのURLとして表示

している。

http://twitter.com/takapon_jp/status/27105443336:twitter:detail:right

上のホリエモンのポスト中、URLとなっているところをクリックすると、国税庁のHPにとぶ。そこには:

“映画、新聞、地方鉄道等の事業を営む法人(以下「親会社」という。)が、自己の子会社である職業野球団(以下「球団」という。)に対して支出した広告宣伝費等の取扱を、左記のとおり定めた”

とある。これは:

  • 省庁の「通達」によって、事実に於いて、立法措置がとられている *1
  • またこの立法措置は、特定の業界の法人においてのみ適用される*2

という二重の意味において、まったく法理からはずれたものと思われるが、読者においては如何考えられるだろうか…。


以下は、続きです。

http://twitter.com/takapon_jp/status/27105747631:twitter:detail:left
http://twitter.com/takapon_jp/status/27105972840:twitter:detail:left
http://twitter.com/takapon_jp/status/27106025316:twitter:detail:right
http://twitter.com/takapon_jp/status/27106228795:twitter:detail:right
http://twitter.com/takapon_jp/status/27106286152:twitter:detail:right
http://twitter.com/takapon_jp/status/27106747088:twitter:detail:right
http://twitter.com/takapon_jp/status/27106824678:twitter:detail:left
http://twitter.com/takapon_jp/status/27107260367:twitter:detail:right
http://twitter.com/takapon_jp/status/27107830874:twitter:detail:right

以上は税制が中心の話題でした。ここから下は、プロ野球制度・運営の話題。

http://twitter.com/takapon_jp/status/27108664035:twitter:detail:right
http://twitter.com/takapon_jp/status/27108844778:twitter:detail:right
http://twitter.com/takapon_jp/status/27108983710:twitter:detail:left
http://twitter.com/takapon_jp/status/27109113112:twitter:detail:left
http://twitter.com/takapon_jp/status/27110428348:twitter:detail:left

*1:憲法第84条によれば、「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。」はずである。http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html#1000000000000000000000000000000000000000000000008400000000001000000000000000000

*2:税の3原則は公平・中立・簡素であるはずである http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/zeisei/01.htm