法務省オンライン申請システムふたたび

以前触れた法務省のオンライン申請システム。最近また触れる機会があったが、ちょっとだけ頓いたところがあったので、ここでご報告。


どうも本システムは、バージョン・アップがなされていたようで、以前使っていた環境では動かなくなっていた:このWebサービスのクライアント(申請書作成支援ソフト)と、そのテンプレート・データを更新したのはいいが、肝心の会社・法人情報検索がうまく動かない。


症状は、クライアントから検索サービスを呼び出して、ブラウザ上で各種条件を入力後、検索結果を求めると、検索結果が出るべきところが、灰色の四角になっている。


これは、サポートに確認してみたら、どうやらJavaのバージョンがまずいらしかった(検索サービスもバージョンアップしてたのか、と感心)。Java(TM) 6 Update 20が必要とのことだった。


次に、Javaのバージョン・アップで、つまずいた。更新しようとすると:

bin¥awt.dll:old file not found however, a fije of the same name was found no update done since file contents do not match

というように出て、更新がなされない。

これは、プログラムの追加と削除から、私の環境で直近の更新であるUpdate 17というのを削除した後、再度Javaのバージョン・アップをすることで、インストールが可能になった。


Java(TM) 6 Update 21をインストール後、再度使用してみると、問題なく動作すること(灰色の四角でなく、検索結果が出力されること)を確認できた。

ところで、ある会社の法人登記簿がどうしても、検索できなかったんだよなぁ…

References

日々メモ

本当なの・・・かなぁ。どういった手段で、条件分岐と変数を実現しているのか気になっている。

岡崎市立中央図書館事件のまとめサイトをみつけた

招魂社の意義

忘備めも。*1

賀茂百樹は、
靖国の字は春秋左氏伝に見えているが、その意
義は祭文にあるように「祭神の偉勲に拠りて国
家を平和に統治し給ふの義なること」、「我が帝
国は古来平和を以て国是とすれば皇祖列聖安国
と平らけく天の下を知食さむ事を軫念し給ひ、
下民も亦聖旨を奉戴して、平和の為めに一身を
犠牲に供し、死しても猶ほ護国の神となりて、
平和を格護せむことを期しつるなり。靖国の称
実に宜なりけり(21)」として、靖国神社が国の
「平和」のための存在であることを強調している。

太字化は引用時に行ったもの。

*1:春山 明哲,『靖国神社とはなにか ─資料研究の視座からの序論─』,http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200607_666/066603.pdf

日本の大学数は多いか?:各国の総人口に対する大学数

を調べようとしてたんだけど、先に各国の「在学者率」をまとめたものが見つかったので、ご紹介[1]。


下表1.に示す[1]の資料で、在学者率というのは、


  在学率=100×高等教育機関(在学者数)/該当年齢人口


で定義されています。
おおざっぱにいうと、ストレートで進学した人数の、その年齢の総人口に対する比率、かな。


で、大学の数が多くなると、入学も容易になることが合理的に推測されることから、在学者率は高くなる・・・はずです。ま、他に留年が多かったり、社会人学生が多かったりすると高くなる要因となりますが。


[1]のデータは、2000年の中ごろを中心に集計されています。ここでは、集計対象となっている国のデータがすべてそろっている、2004年のものを抜き取ってみました。年毎で、さほど急激には変ってないので、だいたいの状況は把握できると思います。


表1. 2004年の在学者率


日本   46.9 %*  *大学・短大等のデータ
アメリカ 56.2 %*  *フルタイム在学者のデータ
イギリス 52.7 %*  *フルタイム在学者のデータ
ドイツ  36.8 %
韓国   70.3 %*  *兵役による休学者を除いたときのデータ
フランス 57.2 %


[1]出典:教育指標の国際比較(平成20年版) 第1部教育の普及 5高等教育の在学率(学部・短大段階) http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/08030520/005.htm


ということで、いつぞやの『エンゼル・バンク』で、日本は大学ボコボコ作りまくって云々、というくだりがあったのですが、データから見える状況はそれとは逆で、諸外国とさほど変らない・・・というか、むしろ


  「大学の数は少ないんじゃないの?」


ということを感じさせる実態でした。


余談ながら、

  • アメリカ・イギリスは、社会人学生が多そう
  • 兵役は、この中の国だと韓国だけ
  • なんでドイツだけは、突出して低いの?
  • なんで韓国だけは、突出して高いの?

ということが、資料から伺えましたとさ。

追記

その後、

  • 韓国については、日本で言うところの「大学」よりも範囲が広い
  • ドイツについては、〜よりも範囲が狭い

ということがわかった。別の機会に、うまいこと正規化して、比較できたらと思う。

日々メモ:ブックスキャン代行サービスの「複製」の回避案

小飼氏(id:dankogai)による、"ブックスキャン代行サービスは合法だよね?"(http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51434363.html)というエントリに対して、nkkmr6567氏による:

著作権法第2条1項15号に「複製」の定義がありますが、一言で言ってしまうと、有形的に再製することをいい、複製される物が残ろうが消えてしまおうが関係ありません。デジタルデータとしてCD-R等に固定するので件のサービスはやはり有形的に再製しており、複製に該当します。

というコメントが付いている。

つまり、ユーザに渡す際のCD-R等が「有形」でなければ著作権法上複製に当たらず、問題ないわけだ。


じゃ、ブックスキャン業者は「スキャンしたデータを、ユーザのオンラインストレージのアカウントに、データで送る」というのはどうだろう?などと思いました。

日々メモ:法務省のオンライン申請システム

法務省

オンライン申請システム(http://shinsei.moj.go.jp/)を使う機会があったのだが、これ素人が使えるのかな・・・。
このシステムは、二つのサブシステムから構成されていて:1)クライアントとしてのJavaアプリケーションの「申請書作成支援ソフト」、2)Webから使用するAppletの「オンライン申請システム」(http://shinsei.moj.go.jp/doing/index.html)からなる。


・・・のだけれども、クライアントのインスコに、JREダウンロードして、BATファイル実行が必要など、手作り感にあふれている(Javaを使用すること自体はいいんですけど)。ドキュメントも構成がだらだらと長く、追跡しづらく読みにくい。また、Webアプリとクライアントの切り分けもなんだか微妙。使い勝手についても、「アナログの手続きを、そのままシステム化しちゃった感じ」で、えらい使いづらい。これじゃソフトウェアにした意味ないだろ・・・。


他には、

  • 操作中にシステムのエラーが発生したとき、どのように解決すべきか示唆されない
  • メッセージに書いてある操作が、クライアントのメニューに存在しない

など。


ひょっとして、法務省の中の人が作られたんだろうか?このシステムを開発した会社が、どこか知っている方がいたら、教えてください。

それはさておき

Firefoxで2)にアクセスすると、ログイン以降にエラーが出てしまう。クラス・パス関係かな・・・時間があったら見てみよう。

load: クラス ApplyApplet_MOJ.class が見つかりません。
java.lang.ClassNotFoundException: ApplyApplet_MOJ.class
at sun.plugin2.applet.Applet2ClassLoader.findClass(Unknown Source)
at java.lang.ClassLoader.loadClass(Unknown Source)
at java.lang.ClassLoader.loadClass(Unknown Source)
at sun.plugin2.applet.Plugin2ClassLoader.loadCode(Unknown Source)
at sun.plugin2.applet.Plugin2Manager.createApplet(Unknown Source)
at sun.plugin2.applet.Plugin2Manager$AppletExecutionRunnable.run(Unknown Source)
at java.lang.Thread.run(Unknown Source)
Caused by: java.io.IOException: open HTTP connection failed:https://shinsei1.moj.go.jp/rcvpkg/shinsei/ApplyApplet_MOJ/class.class
at sun.plugin2.applet.Applet2ClassLoader.getBytes(Unknown Source)
at sun.plugin2.applet.Applet2ClassLoader.access$000(Unknown Source)
at sun.plugin2.applet.Applet2ClassLoader$1.run(Unknown Source)
at java.security.AccessController.doPrivileged(Native Method)
... 7 more
例外: java.lang.ClassNotFoundException: ApplyApplet_MOJ.class

IE(確認したのは、IE8です)では、とくに上記エラーは発生せず使えるようだ。まぁ、仕様なのかもしれないけれども。